あんこ玉を買い求めて

あんこ玉を提供している店の特徴、料理の特徴

最近ネットで見かけてとても気になっているのがあんこ玉という食べ物です。
あんこ玉?赤福みたいなものかな?と思った人もいるかもしれませんが、伊勢名物の赤福とは違ってあんこ玉は浅草の老舗「舟和」の製品です。
舟和といえば芋ようかんが有名ですが、その他にも定番製品としてあんこ玉、栗蒸し羊羹、煉羊羹といったものも長く販売しています。

あんこ玉はもともとは駄菓子として舟和以外のお菓子屋さんでも作られている昔ながらの和菓子で、かわいらしい見た目と和菓子らしい素朴な味わいが特長です。
舟和のあんこ玉がここ最近急に人気になってきた理由として、まず今どきのSNS映えしやすい見た目にしたということがあります。
大きさもゴルフボールよりもちょっと小さいくらいで、一口ですぐに食べられるという手軽さも嬉しい点です。

まず先にあんこ玉とは何かということから簡単に説明をすると、丸型にした小さなあんこを寒天で包んだもののことです。
昭和時代の駄菓子屋で売られていたものは、あんこを丸めたものの表面にきなこをつけたものであったようで、お店によりどんなトッピングにするかはかなり個性があるようです。
駄菓子屋さんに置かれているあんこ玉を全国的に手がけていたのが植田製菓で、「元祖 植田あんこ玉」という名称で今も取り寄せをすることができます。

ちなみに植田のあんこ玉は中に白い玉が入っているものが「あたり」なのだそうで、そのあたりも駄菓子屋らしいなと思います。
植田のあんこ玉がいかにも田舎菓子という雰囲気なのに対して、舟和のあんこ玉は見た目からして上品で今どきの若い女性にとても受けそうな形をしていますよ。

舟和のあんこ玉6色の味と感想

舟和のあんこ玉は贈答品やお土産用として箱入りで販売されています。
先日ようやく浅草に行く機会があったので、どうせなら本店で購入しようと新仲見世通りにある舟和本店に出かけてきました。

そこで買ったのがあんこ玉9個入りで、基本6色に黒色が2個追加されたセットになっています。
味の種類は「小豆(黒)」「コーヒー(オレンジ)」「いちご(ピンク)」「みかん(黄色)」「いんげん(白)」「抹茶(緑)」となっています。

食べた感想としては、もともとおいしいあんこにそれぞれ違ったフレーバーが追加されているという印象で、思っていたよりも味にバリエーションを感じました。
表面が寒天で包まれているのでテカテカとおもちゃのように見えるのもポイントで、楽しみながら食べることができました。

ベースは和菓子ですが、コーヒーやいちごなど洋菓子にも使われるテイストが入っているので紅茶や緑茶など別の飲み物ともとても相性がよいのではないかと思います。