掃除道具を変えてみたら

掃除嫌いは道具のせいかもしれません

正直に言って、私は掃除が好きではありません。

そんなことをいうといかにも家事が嫌いな今どきのダメ女子のようですが、ゴミ屋敷を作り上げるほどひどいということはなく、単に日常的にきちんと掃除をするのが面倒だと感じてしまうという程度です。

一応週に一度くらいはゴミ出しはしていますし、2~3週間に一度は掃除機をかけるようにはしています。

ただやっぱり掃除が好きな人にしてみるとそれでもズボラに見えるらしく、たまたま家に招いた女性の友人から何度かダメ出しをもらったことがあります。

私としては一応ものを食べたときに出た容器や包装はゴミ箱に入れているし、見苦しくしているつもりもないのですが、人によってはじゅうたんにちょっと髪の毛が落ちていたりするだけでも「掃除が行き届いていない」と感じてしまったりするようです。

私の掃除嫌いは生まれつきのものなんだろうと勝手に思い込んでいたのですが、実はそればかりではなく掃除をするときに使用している機器に問題の一端があることがわかってきました。

部屋によっては掃除に適した用具があります

例えばの話ですが、一般家庭用に使用している掃除機で学校の体育館のような広いところを掃除しようとしたらどうなるでしょうか。

いつになっても掃除が終わらず、しまいに掃除そのものが面倒になってしまうことでしょう。

私は学生時代にちょっと広めのフロアのお店で販売員のバイトをしていたのですが、そのときに掃除に使用していたのは掃除機ではなく幅広のモップでした。

掃除用器具はどこでも同じように役立つわけではなく、エアコンや冷蔵庫と同じくその空間を使用する人の人数や部屋の広さによって必要な大きさが変わってくるのです。

私がいくつかある掃除の中でも特に嫌いだったのがお風呂の掃除なのですが、よくよく考えてみるとその清掃に使っていたのは幅の狭いスポンジだけで、それで浴室内の床や壁全てを清掃しようとするとかなり手間がかかっていました。

そこでお掃除好きな友人のアドバイスをもとに、立った姿勢で使える柄付のお風呂用モップを購入してみたところ、一気に風呂掃除が楽になりました。

適材適所ならぬ適具適所とでも言うのでしょうか、場所に適した清掃用具を用いることは決して手抜きではなくむしろよりよいお掃除環境を作るためには必要な条件なのです。

意外に使える歯ブラシ

掃除用具というと、専用の用品としてホームセンターや雑貨店で販売されているものばかりを考えますが、それだけでなく他の用途で使用する器具の中にも掃除に便利なものがいくつかあります。

特に用途が広いのが歯ブラシで、100円ショップなどで数本まとめ買いをしておきそれを清掃用に使用することで細かい部分の清掃がしやすくなります。

水回りの蛇口の隙間や窓の際の部分など、雑巾ではなかなか届きづらいところも歯ブラシをつかうとかなり細かい汚れもとることができます。

また置物などのインテリアについては、雑巾を使って拭くよりも軍手など使い捨ての手袋をして撫でるようにすることできれいに磨くことができたりします。

たかが掃除と思わず工夫を考えていくということが大事なのですね。