そんなに孫が見たいかマイマザー

一番の敵

バイクとカメラが大好きで、休日となるとほとんどその二つのために時間を割いているのが私ですが、そんな私にとって今一番の敵となっているのが実母です。
実家ぐらしは気ままでお金にも余裕があってよいのですが、たまに自宅でのんびり過ごしていると母親から「またバイク?」「またカメラ?」というような嫌味を言われることがよくあります。

20代最初の就職したてくらいのときには「いい人とかいないの?」くらいのやんわりした口調だったのですが、ここ最近になって微妙にその態度に変化が出てきたように感じます。
実母に対しての言葉としてはあんまりかもしれませんが、なんとなく殺気立っているというか、「結婚は?」の短い言葉の中に鬼気迫るものを感じてしまうほどです。

思いつめる母

これまではそういった話が出そうになるとさっさと席を外してどこかに出かけていたのですが、先日珍しく母から食事の誘いがあったのでまんまとついていってしまいました。
そこで延々と私の将来についての話を聞かされ、そこまで思いつめていたのかと改めて実感したところです。

私の母の話から先にすると、ちょっとした家庭の事情で結婚をする時期が周囲の人と比べて遅く、そのため私を出産するのもかなり年上になってからだったというのです。
といっても時代が時代なので今の感覚からすると「まだ若いじゃない?」という感じなのですが、当時としてはその年齢まで結婚も出産もしていないというのはかなり引け目として感じられていたのだといいます。

そんな高齢出産ギリギリの母ですから、当然のことながら子供の私がいい年齢になってくると周囲の同年代の子供を持つ親よりも年上ということになります。

近所にいる私の幼馴染などはここ数年のうちにどんどん結婚をしていっていますし、中には既に二人、三人と子供を生んでいるような人もいます。
母に言わせると、そういう近所の人たちの様子を見ると羨ましい反面、本気で私の将来が危うく思えてくるみたいです。

これ以上はちょっと自分が切ないので書きませんが、要するに早く結婚して子供をつくっておかないと出産がとても大変になるということや、将来ひとりぼっちになったときのことは早くから心配しておいた方がよいとのことでした。

正直そんな話を聞いてもまだまだ私には実感がわかないというか、だからといって必死に結婚相手を探そうかというような気持ちにはどうしてもなれなかったりします。
いつかはこんな私も気持ちが変わることがあるのでしょうか。

親孝行っていろいろある

とはいうものの、やはり娘だから親のことを考えないわけにもいきませんし、私なりにできる親孝行をやっておこうと思っているのです。

例えば、母の誕生日を一緒にお祝いしたり、母の日にカーネーションを贈ったり・・・。
最近は母の日にもカーネーション以外にスイーツを一緒に贈ったり、美容グッズなどを贈る方法もあるんだとか。
<大丸松坂屋の母の日ギフト特集>

通販サイトとかだと、こうしてコラボ商品があったりして、面白いですよね。
母もお菓子とかは大好きなので、こういったものを贈ってあげるのもいいかもしれません。

まだ孫を見せるという親孝行はできていませんが、いつかは叶えさせてあげたいですし、とりあえずは別の形で親孝行をしていこうと思っています。
孫は待っていてくれマイマザー。