女性ライダーにとって悩ましいのが、バイクに乗っている時の美容ケアです。
バイクに乗っている女性は、同性の目から見てもセクシーでカッコイイものですが、実際にはそのかっこよさを維持するために裏では涙ぐましい努力を重ねているというのが現実であったりします。
初心者女性ライダーさんなんかは、形から入ってモチベーションを上げる方法もよくとります。
ですが隙のないおしゃれを決めてツーリングをしてきたところ、自宅でかなり髪や肌が傷んでしまっていることがわかって愕然としてしまうのもまたよくあることです。
そうした美容への影響を理解して、それにうまく対応ができるようになっていくことで、女性ライダーとしての階段を1つ上がれるといってもよいほどです。
髪の毛の痛み
女性ライダーにとって最も悩みが深いのは髪の毛への影響です。
ヘルメットをかぶるとき、女性ライダーらしさをアピールするために長い髪の毛をメットの外に出して走るときに外で舞うようにしている人はよくいますが、それをやるとみるみるうちに髪の毛が傷んでいってしまいます。
理由としては風にさらされることによる乾燥と、風にはためいてしまうことで絡まりが起きるということがあります。
ヘルメットの中に髪の毛をしまっておけば若干そうした悩みは少なくなりますが、それでもいくらかは髪へのダメージは起こります。
完全に髪へのダメージを軽減しようとするなら、ヘルメットをかぶる前にしっかりとまとめておき、できるだけ風を受けないようにしてかぶるのがよいのですが、そうするとメットをとったときガチガチにかためた髪型になるのでちょっと恥ずかしい思いをしてしまいます。
例えて言うなら、時代劇などでまるごと髪の毛をカバーするかつらをかぶりますが、それをとったときの感じに近いものがあります。
美容を取るか、見た目を取るか
また仮にそうして髪の毛をしっかりとまとめてメットを被ったとしても、まとめた髪の毛がメットの中でゴロゴロしてしまって、走りながら違和感を感じるということもあります。
そもそもヘルメットが構造的に長い髪の毛をした人向けに作られていないというのもありますが、中にたっぷり髪の毛が詰め込まれていると頭が蒸れて不快感を感じやすくなるのです。
美容をとるか見た目をとるかも問題ですが、仮に美容をとってもまだ不都合が残るというのはかなり女性ライダー的に厳しいところです。
完全にライダー仕様として髪の毛をばっさり切ってしまう人もいて、そうするととても楽そうに見えます。