女性向けツーリングマニュアル

一人で運転するのが常

全くの個人的な見解ですが、女性ライダーさんというのは全くバイクに興味がない人に比べてかなり自立心が強くて、一人で何かすることをそれほど嫌がらないという性格的な傾向があるように思います。

別に車とバイクを差別するわけでもなんでもないのですが、実際バイクは運転をする時にはほとんどの場合一人だけでの乗車になりますし、友人などを一緒にツーリングをするときも無線でも搭載していない限りは会話もなく黙々と一人運転をし続けることになります。

ちょっとうがった見方をすれば、バイクの乗っている時間というのは他の人との関わりが切れた一人だけの空間なわけなので、あえてそういう場所が欲しいと思える人がライダーとして楽しみながらバイクに乗る事ができるのではないかと思ったりします。

 

そんな自立心旺盛な女性ライダーさんなので、おそらくほとんどの人が一度は一人で長距離のツーリングをしたことがあるのではないかと思います。

宿泊とまではいかなくても、日帰りで戻ってこれるギリギリのプランを立てて観光地をぐるっと回ってくるということは、手軽に楽しめる趣味になります。

女性ライダーさんに人気のツーリングスポットとしては、まず一日でかなりの距離を移動できる四国地方や、半島一周という海岸線の道を楽しめる半島(房総半島、能登半島など)などがあります。

一人きままにバイクを走らせながら、ちょっときれいな景色のところで足をとめて休んだり、その土地の美味しいものを食べたりというのは想像しただけでも楽しい気分になれます。

一人旅時のアドバイス

これから一人旅をしたいと思っている女性ライダーにちょっとアドバイスをしておきたいのが、いくら気ままな一人旅といっても、女性ひとりで出かけるときにはそれなりにきちんと準備をしておく必要があるということです。

例えばもし道に迷った時には自力でなんとかわかる道にまで出られるように地図を持参してそれを読む力が必要になります。(バイク用のカーナビを使うという手もありますが)。

それともしサービスエリアなど他のライダーさんたちもいるような場所で複数の男性に声をかけられたら、きちんとそれに対応できる強さも必要です。

よい人ばかりならよいのですが、中には女性ライダーを狙って悪いことを企む人がいないとも限りませんので、初対面の人を信用し過ぎないという用心深さも大切になります。

あとは何があっても自分でなんとかするのだという強い気持を持ち続けていくことが道中ずっと求められます。