「ヨンフォア」って何?

ヨルフォアとは何か

先日ちょっとした会合で知り合いになった年配の男性の方がいたのですが、そこで「バイクに乗っている」ということをお話したところ、とても嬉しそうに話を返してくれました。

その方も昔はかなりバイクに乗られていたということで、当時よく乗っていたバイクについて詳しく話をしていただいたのですが、その時に何度も登場してきたのが「ヨンフォア」という言葉でした。
最初は何のことを言っているのかよくわからなかったのですが、調べてみたところ「ヨンフォア」とはホンダの名車として有名な「CB400FOUR」という車種ということがわかりました。

ホンダCB400FOURが発売されたのは1974年のことで、それ以前から販売されていたCB350FOURを排気量を変えて登場させた機種となっています。
CB350FOURよりも以前にはCB750FOURという大きな排気量のマシンがありましたが、その流れをくんだものとして登場した500と350は750ほどの人気を得ることはできなかったといいます。
そこで大幅にリニューアルをして登場させたのがCB400FOURでしたが、これがホンダの歴史に残るほどの大人気になったのでした。

そこで70年代にライダーであった世代の人にとってはこのヨンフォアは大変に有名なモデルであるそうで、今も往年のライダーたちにとって憧れの車種の一つにもなっています。
実際私と話をされた方もヨンフォアについてはかなり熱く語られていて、やはり若い時期に出た憧れのモデルというのは月日が過ぎても変わらずに残るものだなと強く実感したところです。

ヨルフォアの特徴

ヨンフォアの特徴はカフェレーサー風の当時としてはオシャレなデザインをしていたということと、もう一つがそれまでどのメーカーも成し得なかったような高回転のエンジンを搭載できたということです。
ミドルクラスの排気量のバイクの中では群を抜いて高性能であったということもあり、以後CB400FOURは「ヨンフォア」という愛称で広く知られるようになっていったのでした。

しかしヨンフォアのデザインの特徴であった4気筒はそれ以後ミドルクラスのバイクには採用されることがなく、以後ホンダのバイクは2気筒のタイプに統一されていってしまうということになります。
ですので、当時にヨンフォアに乗れなかったという人にとっては、一度は乗ってみたいものとして強く視覚的に残っているのでしょうね。

私も実物を見る機会があるならぜひ一度その有志を拝んでみたいです。