天体写真に挑戦

写真好きには憧れの天体写真

写真やカメラを趣味に持つ人にとって、一度は挑戦してみたくなるのが天体写真です。

最近では数年~数十年に一度の流星群やスーパームーンなどについてもよく報道をされているので、そんなチャンスにはぜひ自慢のカメラで天体写真を撮りたくなります。

ですが一度試した事がある人ならわかるように、空に浮かぶ月や星を撮影するのは大変難しく、目で見た通りのような美しい光景を残すのはなかなか難しかったりします。

肉眼で見た時にはまるで空を覆い尽くすかのような大きな月も、カメラに収めてみると非常に小さく迫力がほとんど感じられない絵になってしまったりします。

しかし写真集や特集サイトを見ると、まるで今夜空を前にしているかのような素晴らしい写真もたくさん掲載されており、一体どんなコツがあるんだろうと思ったりします。

天体写真にはデジタル一眼レフ

天体写真を撮るには、普通のスナップショットを撮るときとはまた違った設定や機器が必要になります。

プロのカメラマンが一般的に天体撮影に使用しているのはデジタル一眼レフのカメラです。

また撮影をするときには自分の手で持ってシャッターを押すのではなく、きちんと三脚を使ってレンズの位置を固定するということもほぼ必須のテクニックとなっています。

天体写真を撮影するときに使われる基本的な方法として、シャッターを開きっぱなしにするやり方があります。

よく星の軌道が残される形で撮影されている画像をみかけますが、これはシャッターをずっと開いておくことにより時間をかけて動いていく星の光の軌道をそのまま残すことができるのです。

軌道を撮影する他にもシャッターの速度を調節することでより多くの光をカメラに取り込むことができます。

これをカメラの蓄光作用といいますが、光を発するものを撮影するときにはシャッター速度の調節は必須の技術になります。

オートフォーカスに頼らないこと

デジタル一眼レフを使用した撮影のときには、ほとんどの人はデフォルとで設定されているオートフォーカスを使うことでしょう。

ですが天体写真においてはこのオートフォーカス機能はあえてオフにして、自分でレンズのピントを合わせていく必要があります。

このレンズ調節ができるようになると、かなり難しい写真もキレイに撮れるようになるので、天体写真ができるかどうかということがカメラの中級者と上級者を分ける境目になるといえるでしょう。