KTMのバイクの特徴とは

オーストリアで誕生したKTMの歴史

オレンジカラーのポップでオシャレなデザインを生み出すKTMは、若い人から中高年層まで幅広い世代に人気のあるバイクメーカーです。
KTMという会社名は、創業者であるハンス・トゥルンケンポルツ、出資者であるエルンスト・クローノライフ、さらに創業の場であるオーストリアの町マッティングホーフェン、おのおのの頭文字が由来です。

1934年に創業した当初は、エンジニアのハンス・トゥルンケンポルツが始めた町の修理工場でしたが、後に裕福な家庭に生まれたエルンスト・クローノライフが投資という形で参加します。
その事により1953年からついにバイク生産が始まり、翌年からKTMのブランドが立ち上がります。
KTMはスタート直後からオフロードに力を注いでおり、名だたるレースで活躍したKTMは、オフロードバイクのメーカーとして揺るぎない地位を築き上げます。

「Ready To Race」というブレないバイク作り

KTMが掲げるのは「Ready To Race」という企業概念であり、買ってすぐにレースに出場できるほどのトップパフォーマンスを発揮するモデル展開が特徴です。
「軽い、スリム、ハイパワー」この3つのスペックを持つマシンの開発に注力しており、レースで培った技術や経験を活かしたバイク作りが行われています。
KTMの歴史の中で、一度は倒産という危機を経験したものの、苦しい状況をなんとか乗り越え再び復活を遂げ、今もなお当時の概念を持ち続けています。

2020年型の最新モデルでは、今までのデザインをフルモデルチェンジしたEXCシリーズのエンデューロモデル14機種と、マイナーチェンジしたSXシリーズのモトクロスモデル9機種に注目です。
KTMのEXCシリーズでは、リンクを用いないリンクレスのPDSシステムが採用されています。
そのため、もっと地面へ直接的にアクションをしかけるトラクションを体感でき、路面上の木の根、丸太といった引っ掛かりを防いでくれます。

KTMのおススメバイク

「790デューク」は、KTMのイメージカラー、オレンジのポイント使いが特徴のネイキッドバイクです。
2018年モデルの790には、KTMブランドが展開する市販車としては初めてとなるパラレルツインエンジンを採用、総排気量は799ccながらコンパクトな仕上がりとなっています。

デュークシリーズの最高峰といえば「1290スーパーデュークR」モデルが人気です。
軽さと高い剛性を持つクロモリ銅管トラスフレーム、1,301ccの大排気量V型2気筒エンジンが搭載され、オシャレで大人のデザインが施されています。
車両重量は195kgで、燃料タンクの容量は18Lです。

ライディングモードは3種類もあり、トラコンにより傾斜角をすばやく感知できるなど、上級者向けの装備がされています。
こちらもアクセントカラーとして鮮やかなオレンジがカッコよく、刺激的なライドを求める方におススメです。