ハーレーダビッドソンのバイクの特徴とは?

100年以上の古い歴史を持つモーターサイクルメーカー

バイクに乗らない人でも「ハーレーダビッドソン」という名前を聞いたことが1度はあるでしょう。
それほどハーレーダビッドソンは世界に名だたるモーターサイクルメーカーであり、その不動の地位を今もなお確立しています。
若い4人の創業者の名を組み合わせて名付けられたハーレーダビッドソンは、アメリカ・ウィスコンシン州ミルウォーキーに誕生した会社です。
1903年に1号機が誕生して以降、大恐慌、第二次世界大戦、大手企業による買収など様々な苦境を乗り越え、110年以上たった現在も世界中のファンを魅了し続けています。

古く長い歴史を持つハーレーダビッドソンは、バイクのみならず、カスタムアイテム、ライダーが身につける服装や小物にいたるまで幅広く展開しています。
「ハーレーのあるライフスタイル」そのものをプロディースできることも、ハーレーダビッドソンの大きな魅力と言えるでしょう。

ハーレーダビッドソンの「ファミリー」とは

ハーレーダビッドソンは、形や特性が違うフレームごとにモデル展開しており、それぞれ「ファミリー」としてカテゴライズされています。
ファミリーごとに特徴が異なるため、自分にあったバイクを探すには、まずそれぞれのファミリーのキャラクターを知ることが大切です。

「ツーリングファミリー」は、排気量1,689ccのハイパワーエンジンを搭載したハイスペックな装備を誇るモデルです。
広大なアメリカ大陸を横断できるほどのメガクルーザーであり、ウルトラモデル・ロードキング・ストリートグライドといった個性派揃いです。
「ダイナファミリー」は排気量1,584ccというビッグサイズのエンジン、ツインカム96を搭載しながら、スポーツライドを楽しむという目的で作られたビッグスポーツです。
約110年という長い歴史の上では新しいカテゴリーですが、ダビッドソン一族の末裔・ウィリーGが手掛けたことでも知られており、ユニークなモデルが揃っています。

基本は5つのファミリー

クラシカルなスタイルを再現した「ソフテイルファミリー」、エボリューションという空冷Vツインエンジンを採用したスポーツハーレーである「スポーツスターファミリー」も人気のファミリーです。
創業100周年の2003年に誕生した「Vロッドファミリー」、2015年に日本デビューを果たした「ストリート」、そしてハーレーの頂点に立つのが「CVO(カスタム・ヴィーグル・オペレーション)」です。
2016年からは、ファミリーではなく「シリーズ」という新カテゴリーが登場しています。

ハーレーの軸となるのは、ツーリング、ダイナ、ソフテイル、スポーツスター、Vロッドであり、ストリート、CVO、Sシリーズはオプション的な存在です。
ツーリング仕様、街中仕様、ヴィンテージ仕様など、ライダーの好みにあったカテゴリーから選べるようになっています。