シャッタースピードって何?

シャッタースピードとは

最近では、スマホでもかなりきれいでプロっぽい写真が撮れるようになったため、わざわざ一眼レフなどのカメラを持ち歩く必要もなくなりつつあります。
とはいっても、本来のカメラが持つ機能性を十分に使いこなせるようになれば、自分だけの独自の世界をカメラで表現することも可能です。
特に夜景や動きの速いスポーツなどの写真を撮りたいと考えているのであれば、スマホのカメラだけでは不十分ですので、やはりカメラの使い方を覚える必要が出てきます。

シャッタスピードとブレの関係

夜景やスポーツの写真というのは、どうしてもブレやすいという特徴があります。
夜、暗いところで写真を撮ろうと思ってもスマホのカメラではうまく映らないのは、シャッタースピードを適切に調整できないからです。
カメラというのは、シャッターボタンを押すとシャッターが開いて奥にあるセンサーに光が当たり、映像として残るというシステムになっています。

真昼の明るい光の下ではシャッタースピードが1/1000秒程度でも十分に美しい映像が撮れます。
ところが、夜景となると1/1000秒といった短い時間ではなくて、もっと長い時間シャッターを開けておく必要があります。
シャッタースピードが1秒程度になった場合、シャッターが開いている間にカメラが動いてしまうことも多く、こうなると写真がブレてしまいます。
夜間でもブレない写真を撮るためには、三脚などにカメラを固定する必要が出てくるでしょう。

写真をきれいに撮るためには

写真をきれいに撮影するためには、スポーツモードやフラッシュなどを上手に駆使することが大切です。
例えばスポーツやバイクなど動きの速いものを撮影したい時には、カメラをスポーツモードに設定します。
スポーツモードであれば被写体がブレる心配もなく、決定的な瞬間を写真に残すことも夢ではありません。

夜景をきれいに撮りたいけれど、三脚を持ってきていないというような場合には、ISO感度を上げて撮影することも可能です。
ISO感度というのは「光に対する敏感さ」のことで、感度を上げることによって手持ちでもブレのない夜景が撮れます。
また、夜に人物などを撮影する時は、フラッシュをたくことによって違うイメージの写真を撮ることもできます。
肉眼で見ているのとフラッシュを使って撮影した写真とではイメージがかなり違ってくることがありますので、とにかく写真をたくさんとって、感覚を身につけることが大切でしょう。

シャッタースピードをうまく操れるようになれば、水の動きなども思うように撮影できるようになります。
写真は奥が深い世界ですから、いろいろ工夫してみることをおすすめします。